「ED治療に興味があるけれど、何科を受診すればいいの?」や「ED治療の担当は何科?」といった素朴な疑問を持ったことがある男性は多いと思います。
ED(勃起不全)は、男性特有のデリケートな問題であることから、他人には聞きづらいと感じたことがある人もいるでしょう。
そこでこの記事では「ED治療は何科」で診てもらえばいいのかといったことをはじめ、具体的なED治療の内容、受診方法などについて、ED治療を多く手掛ける医師が、これからED治療を受けようとしている男性に向けて分かりやすく解説します。
この記事の目次
ED治療を受けられる診療科
ED治療は「泌尿器科」で受けられます。泌尿器科がある総合病院などでも診てもらうことは可能ですが、その場合はED治療の実績が豊富な泌尿器科であることがポイントです。
また、EDを発症する原因が精神的なことであったり、内臓や神経の障害であったりすると、最初に泌尿器科を受診した後、精神科や内科、心療内科などで診てもらうことになるケースもあります。
総合病院や一部のクリニックでは、ED治療などをはじめとする「男性性機能外来」を設けていることもありますが、この場合であっても基本的には泌尿器科を専門とする医師が診察することが多いと考えてよいでしょう。
このように、ED治療は泌尿器科で診てもらうことがほとんどです。一方、泌尿器科であっても、女性看護師や女性スタッフがいる医療機関も多いため、恥ずかしい思いをしたくないという男性は、泌尿器科の診療を実施している男性専用クリニックに行くことをおすすめします。
【原因別】EDの種類
ED治療は泌尿器科で診てもらうことがほとんどです。しかし、それぞれ原因が異なるEDの種類によっては、精神科や内科も視野に入るかもしれません。
EDには、原因によって異なる以下4つの種類がありますので、合わせて覚えておくことをおすすめします。
- 器質性ED
- 心因性ED
- 混合性ED
- 薬剤性ED
それぞれ解説します。
器質性ED
「器質性ED」は、血管や神経などの身体的な障害が原因で起こるEDの種類です。主に、動脈硬化や神経障害、さらには男性ホルモンであるテストステロンが減少することも器質性EDに該当します。
動脈硬化症、糖尿病、高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病などが遠因となってEDを発症していることが疑われる場合は、泌尿器科で診てもらった後、内科や循環器科でこれらの症状を改善することを検討してもよいでしょう。
心因性ED
「心因性ED」は、心理的または精神的な問題が原因で起こるタイプのEDです。具体的には、仕事や人間関係のストレス、パートナーとの関係、子作りに対する重圧など様々で、20代男性でも起こることがあります。
また、早漏や包茎といったことに悩みや不安を抱えている結果、セックスに自信が持てなくなり、EDを発症するパターンも考えられます。
泌尿器科を受診することで改善されることが多い一方、精神的なトラウマやPTSD(心的外傷ストレス障害)などが影響しているような場合は、心療内科科等の受診も選択肢になるでしょう。
混合性ED
「混合性ED」は、器質性EDと心因性EDの両方が原因になっているEDです。原因の特定が難しいことが特徴で、仕事や家庭などのストレスから乱れた生活習慣になり、動脈硬化や糖尿病を招いた結果としてEDになっているようなケースが該当します。
泌尿器科の治療で改善が見られないような場合は、別の原因をあたり、内科や精神科での診療を検討する必要があるかもしれません。
薬剤性ED
「薬剤性ED」は、服用している薬の副作用によってEDになっているパターンです。とくに、精神安定剤や抗うつ薬、降圧剤などが影響しやすいと考えられています。
このような場合は、すでにかかっている診療科の医師と、ED治療を担当する泌尿器科の医師、両方の指示を仰ぐ必要があるでしょう。
ED治療の具体的な診察内容
ED治療は何科で受けるの?という疑問と同時に、具体的な診療内容も気になる男性も多いと思います。
ED治療は、基本的には問診と説明、そしてED治療薬の処方という流れです。
問診票の記入
ED治療は最初に「問診票の記入」が必要です。問診票では、具体的なEDの症状や、服用中の薬、さらには他の疾患がないかなどを申告します。
なお、問診票は初回の診療時のみとなります。しかし、医師が診断する際の参考情報となる非常に重要なパートですので、正確な記入を心がけましょう。
問診および説明
ED治療のメインパートとも言えるのが「問診および説明」の部分です。問診票を参考にし、EDの症状や、悩み、どのように改善したいかなど、患者と医師がしっかり話し合いをします。
もし、過去にED治療薬を使って症状が改善されなかったというような人には、必要に応じて男性更年期障害治療の一環として血液検査を提案することもあります。
ED治療薬の処方
ED治療では、問診票や問診の結果に基づいてバイアグラやシアリスといったED治療薬を処方します。
ここまでの流れは、初診の場合はおおよそ10分、2回目以降の診療はさらに短くなると考えてよいでしょう。
ED治療はオンライン診療の対象
ED治療は何科で受ければよいかが分かったとしても、実際にクリニックを受診するのが難しいという男性もいるでしょう。
その場合は、ED治療を実施している泌尿器科で「オンライン診療」をおすすめします。
オンライン診療の特徴
オンライン診療によるED治療は、厚生労働省に認められている正規の診療方法で、実際に医療機関で受ける治療内容とほぼ同じことをオンラインで受けられることが特徴です。
オンラインによる予約、問診票の提出、問診、そしてED治療薬を処方および配送する仕組みで、決済もオンラインで完了します。
オンライン診療が適している人としては、泌尿器科を受診する時間がない、近所に泌尿器科がない、さらには実際に足を運んで泌尿器科を受診するのに抵抗を感じる場合などがあります。
オンライン診療の流れ
ED治療をオンライン診療で受ける際の流れは以下の通りです。
- 1.オンライン診療の予約(初回時のみアカウント登録の手続き有)
- 2.オンライン診療
- 3.決済
- 4.ED治療薬の配送を受け取る
ED治療の診療科に関するよくある質問と回答
ED治療の診療科に関するよくある質問を紹介します。
泌尿器科であればどこでもいいですか?
いいえ。泌尿器科であればどこでもよいと考えず、ED治療の実績が豊富なクリニックや、医師やスタッフが男性のみの男性専用クリニックなどを選びましょう。
EDはどうやって治すのでしょうか?
主に、ED治療薬と生活習慣の改善です。この他に、包茎や早漏、ペニスサイズが小さいことなどが原因でEDを発症しているような場合は、これらを改善することでEDが治る可能性があります。
EDを治療しないとどうなりますか?
セックスがうまくいかない、男性不妊などに繋がるかもしれません。また、血管異常が進行し、糖尿病や高血圧を招く恐れもあるため、EDは放置しないようにしてください。
保険は使えますか?
いいえ。ED治療は自由診療であり、保険の適用外です。
EDは治るのでしょうか?
原因となる疾患が良くなれば、それに伴ってEDも良くなる場合があります。ただし、EDの原因に合わせたアプローチが必要ですので、必ず医師に相談しましょう。
まとめ
ED治療は何科で受ければいいの?といった疑問は解消できたと思います。
少しでもEDの傾向があると感じたり、勃起力に自信がなくなったりしている場合は、泌尿器科を受診してください。
その際は、ED治療の実績が豊富なクリニックや、男性専用クリニックなどを選ぶことをおすすめします。
MSクリニックでは、ED治療薬としてバイアグラをはじめ、レビトラ、シアリスを院内処方しております。
全て信頼のメーカー正規品です。人気の国産ジェネリック医薬品もご用意しております。
専門医が丁寧に問診・診察・説明を行い、来院から10分程度でその場でお渡しいたしますので、お気軽にご相談ください。
この記事の監修医師

葉山芳貴
経歴
平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)