仮性包茎の場合には、医学的には治療の必要はないとされていますが、外観上の理由で包皮の切除を行うパターンがあります。
その場合は、保険の適用はできないため自費治療となり、治療費も高額です。
カントン包茎や真性包茎の治療方法は、基本的に保険が適応されますが、自由診療のクリニックの場合、保険の適応ができない場合があるので注意しなければなりません。
治療方法には、手術療法と包皮翻転指導があります。
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仮性包茎は、通常は亀頭が包皮に覆われています。
勃起時に皮が剥けて亀頭が露出しますが、勃起だけで自然に亀頭がすべて露出するわけではなく、すべて露出させるには手で剥かなければなりません。
このレベルでは目立った症状がないため、特に治療を行わない場合が多いです。
まれに衛生状態を悪いまま放置しておくと、かゆみが出て赤くはれてしまうことがあります。特に糖尿病患者では、包皮の先端部分のアカギレや包皮炎を繰り返すことで皮膚がだんだんと固くなったり、包皮の口が狭くなってきたりしてカントン包茎や真性包茎に悪化するケースも多く見られます。
カントン包茎は仮性包茎の一種で、嵌頓のある仮性包茎をカントン包茎と呼び、仮性包茎と真正包茎の中間的な状態と言えます。
通常状態では包皮を手で剥くことができますが、包皮の先端の口の部分が細いために、勃起時してから亀頭を露出させるのは困難であったり、先に亀頭を露出させてから勃起させると、包皮の先端の口の部分が亀頭の下に嵌まり込むことで、陰茎を締め付けて痛みや亀頭への血流障害を起こすことがあります。このように包皮の先端の口の部分が細い仮性包茎をカントン包茎と呼びます。(厳密には嵌まり込んだ状態のことを嵌頓と言いますが、嵌頓を起こす可能性のある包茎もカントン包茎として扱います)
また、性交によって炎症を起こしやすくなる点に注意が必要です。
亀頭が全く露出しない。もしくは、亀頭の先端がわずかしか露出しておらず、包皮の先端の口の部分が狭いため包皮を剥がすのが難しい状態です。
亀頭を露出できないため、ごみが貯まりやすく、尿中のカルシウムが溜まって、亀頭と包皮の隙間に尿石を生じることもしばしばです。痛みやかゆみが生じることもあります。
性交も難しいため、真性包茎は早急に治療する必要があります。
まず医師が患者の症状を聞いた後、視診・触診で判断をするパターンが一般的です。
ただし、亀頭の炎症による化膿や尿路感染症を発症している場合では、血液検査や尿検査を行うことがあります。
包皮炎を繰り返しているような症例では、血液検査でヘモグロビンA1cや血糖値などを調査し、尿検査では糖尿病や細菌の有無を調査します。
仮性包茎の場合には、医学的には治療の必要はないとされていますが、外観上の理由で包皮の切除を行うパターンがあります。
その場合は、保険の適用はできないため自費治療となり、治療費も高額です。
カントン包茎や真性包茎の治療方法は、基本的に保険が適応されますが、自由診療のクリニックの場合、保険の適応ができない場合があるので注意しなければなりません。
治療方法には、手術療法と包皮翻転指導があります。
余分な包皮を切除して、包皮にふさがれていた亀頭を露出させます。
環状切開術という術式が一般的で、亀頭の周囲の余分な包皮をリング状に切開。
一般的には、局所麻酔をペニスの根本及び包皮に施します。
手術時間は30分程度で日帰り対応が可能です。
手術には溶ける糸を使用することが多く、この場合抜糸は行う必要がありませんが、シャワーや入浴、性交渉は術後一定期間控えることが必要。
傷口は1か月ほどで目立たなくなってきますが、その後も数か月ほどは無理に力を加えないように注意が必要です。
その他には背面切開術という方法があり、包皮の口の部分に縦に切れ目を入れるように切開します。
この術式は海外で行われる割礼の方法と同じで、小児に行われるのが一般的です。
包皮を柔らかくするために、ステロイドを含有した軟膏を一定期間塗り続けます。
塗布する頻度は日に1~2回。
包皮が柔らかくなったら手で剥いて亀頭を露出させます。
包皮翻転指導で多くの場合は包茎に改善が見られますが、治療の効果が見られなかった場合には手術による治療が行われます。
「包茎とは?」 をまとめると以下の通りです。
もし自覚症状があって、日常生活に支障をきたしているようであれば、当院のような男性専門の泌尿器科を受診することをおすすめします。
いいえ、どのタイプの包茎も自力で治す、または自然に治ることはありません。
仮に自力で治せたとしても、包茎手術は余剰包皮を切除する治療となりますので根本的な改善をしない限り、
再発します。ご自身の判断で包茎を治そうとして、ペニスを傷つけてしまう場合もありますので、まずは当院のようなクリニックにご相談ください。
仮性包茎は痛みなど伴う事もなく、手を使えば亀頭は露出させることができるため治さなくても良いと思われがちです。しかし見た目や陰毛の絡み、切れ、汚れや臭いといった悩みを持つ方が多くいらっしゃいます。包茎の余剰包皮の状態は個人差があり、場合によっては性行為の際にも不具合を感じる方もいらっしゃいますので、ご自身で判断はせずに、まずはお気軽に無料診察カウンセリングにお越しください。
包皮炎とは包茎の症状に多くみられ、ペニスに被っている皮(包皮)が炎症を起こし痛み・かゆみ・赤みがみられる状態で菌が繁殖し炎症をおこす病気です。
亀頭と周囲の皮を合わせた炎症を総称して亀頭包皮炎といい、亀頭も炎症を起こす場合があります。ひどい場合は包皮がむくみ腫れ上がってしまうこともありますので、早めの治療をお勧めいたします。
カントン包茎の可能性が疑われます。包皮口が狭い包茎の状態をを無理に剥いてしまったために起きている現象です。
この状態が続くと亀頭に血が通わなくなって亀頭が壊死してしまう危険性があります。早期治療が必須と考えられますので、当院までご連絡をお願いいたします。