手術に使う糸にはいくつか種類があると聞いたことがありませんか?
この記事では包茎手術で使用される糸について医師が解説します。
この記事の目次
縫合糸について
包茎手術後の縫合において、MSクリニックでは通常の糸と溶ける糸を選択できます。
前者は主にナイロン製で、後者はポリグリコール酸と呼ばれる素材のものが中心です。
ナイロン製
ナイロン製は黒、青、透明が多く、患者さまに選んでいただきますが、毛があったり、かさぶたができたりする場合は、抜糸時に見分けにくいため青を提案することが多いです。
ナイロン製は、1本の繊維でできているので表面がツルツルと滑らかです。そのため縫合部の肉を巻き込みにくく、抜糸しやすいのが特徴となります。
加えて感染症に強く、糖尿病などの基礎疾患を抱えている方にもおすすめです。
溶ける糸
MSクリニックで使用している溶ける糸は紫色です。
溶ける糸は、複数の繊維をよっているので肉が絡みやすいです。しかしこれはメリットで、体液や血液が付着し、白血球が糸を食べるのを促します。
また、糸自体に抗菌剤が練り込まれています。抜糸で来院する必要がない分、遠方の方や多忙な方に選ばれています。
なお溶ける糸の場合、白血球の死がいが膿のようになることがあります。さらに皮膚同士をつなごうと、接着剤の役割をする“しこり”ができることもあります。いずれも自然の現象で、時間と共に治っていきますので心配はいりません。
糸による料金の違いはあるの?
MSクリニックではどちらの糸を選んでも料金は同じです。
術後は亀頭を出すように包帯を巻くので排尿も問題ありません。
また、初めの3~4日は入浴時にビニール袋などでペニス包んでもらいます。その後は石けんの泡でしっかり洗い、完治を待ちましょう。
糸は伸縮性が無いため、勃起時に引っ張られるような違和感があります。
まとめ
縫合糸には2種類ありますが、自身に合ったものを選ぶのをおすすめします。
ちなみに、抜糸に合わせて亀頭増大術を受ける方もいます。
局部麻酔をして亀頭にヒアルロン酸を注入し、そのまま縫合糸も抜いてしまうのです。
包茎が治って、亀頭が大きくなって、抜糸時の痛みもない、まさに一石三鳥ですね。
MSクリニックでは患者様のご要望に柔軟に対応いたします。
ぜひお気軽にご相談・ご来院ください、
この記事の監修医師
総院長、医学博士 葉山芳貴
経歴
- 平成14年
- 聖マリアンナ医科大学 卒業
- 平成20年
- 大阪医科大学 大学院 卒業
- 平成22年
- 大手美容形成外科 院長 就任
- 平成27年
- メンズサポートクリニック開設
- 平成28年
- メンズサポートクリニック新宿 院長就任
- 平成28年
- 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)