【医師監修】MSクリニックの包茎手術について

当院では亀頭直下法と根部切除法を採用しています。

亀頭直下法

亀頭に近いところ（亀頭直下）に皮膚のつなぎ目がくる様に余剰包皮を切除する手術方法です。

厳密には皮膚の繋ぎ目を境にして色の差はできますが、亀頭の張り出しによって色の差は目立ちにくく、また、皮膚の繋ぎ目がシワに沿うことで、手術痕が目立ちにくくなります。

亀頭直下のシワに沿ったデザインだと包皮小帯を切断することになるので、術後の包皮小帯が短くなります。

包皮小帯を温存するためには、どこかでシワに沿ったラインから外れて、小帯を迂回する様なデザインにしなければなりません。

それが「Vカット」を呼ばれる手法です。

当院では亀頭直下法のみを行う場合を基本切除とし、「Vカット」を追加する場合を精密切除としています。

包皮小帯の陰茎側の終点から陰嚢にかけて縫線と呼ばれる線状に膨らんだ線があります。

多くの場合、包皮小帯の終点あたりから体の左側に向かってカーブし、最後は陰嚢を経て、肛門近くまで繋がっています。

基本切除と精密切除では包皮小帯と縫線にずれが生じます。

ずれても排尿や性行為の機能に問題はありませんが、本来は繋がっているので、ずれない方が自然な仕上がりになります。

ずれを無理に合わせると捻れてしまいますので、捻れない様に合わせないといけません。

当院では、亀頭直下法に「Vカット」を追加し、さらに陰茎小帯と縫線を捻れない様に合わせる場合を特別切除としています。

根部切除法

陰茎の根元に近い部分の余剰包皮を切除する手術方法です。

真性包茎や嵌頓包茎は手術の適用外で、手術の対象となるのは、仮性包茎で根部付近の直径差がほとんどない場合に限られます。

縫合部が陰毛に隠れて目立ちにくいとされますが、勃起時は陰毛に隠れないことが多いです。

皮膚の色が近い部分同士を縫うことになるので、ツートンになり難いが、元々この部分は皮膚の色素が濃いため、縫合糸の影響で皮膚の色素が抜けて、糸痕が白く目立ちやすくなります。

余剰包皮の長さは亀頭直下法でも根部切除法でも変わらないため、同じ長さの余剰包皮を切除しても、根部切除法では勃起していない時の包皮の被り具合が手術の前後でそれほど変わらないこともよくあります。

これは、一説には包皮の立体的な形状が被せた状態が一番落ち着く状態になっているからと考えられており、「包皮に被り癖がついている」状態になっているといえます。

包皮の被り具合を解消する為にはこの「癖付いた」部分を切除しないといけないので、亀頭直下法を選択することになります。

当院での手術費用は下記の通りです。（税込価格）

この記事の監修医師

総院長、医学博士

葉山芳貴

経歴

平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任

資格

医師免許（医籍登録番号：453182）
保険医登録（保険医登録番号：阪医52752）