「バイアグラの飲み方を知りたい」や「バイアグラの飲み方で注意することは?」といった疑問を持ったことがある男性は多いと思います。
バイアグラはED(勃起不全)治療薬として広く知られていますが、正しい飲み方を知っておくことで、より高い効果が見込めるかもしれません。
そこでこの記事では、バイアグラの飲み方をはじめ、飲み方のポイント、注意点などについて、医師がわかりやすく解説します。
この記事の目次
バイアグラの特徴
バイアグラの飲み方を理解するうえで、バイアグラの特徴を知っておくことが大切です。とりわけ、飲み方に関連する用量や用法などについては正しく理解しておきましょう。
用法
バイアグラの飲み方で知っておきたいことのひとつ目が「用法」です。用法とは、主に薬を飲む時間(食前や食後など)を指しています。
バイアグラは「食間」に飲むことが重要です。「食間」とは食事と食事の間を意味し、決して食事中という意味ではありません。具体的には、食事後1時間以上あけてから、かつ、性行為の1時間以上前に服用することが理想的とされています。
この理由として、バイアグラの成分が吸収されやすいのは空腹状態であることと、バイアグラの効果が表れるまでに30分から1時間の時間を要することが挙げられます。
用量
バイアグラの飲み方では「用量」についても知っておくことが大切です。バイアグラの用量は「1日1錠」、フィルムタイプの場合は「1日1枚」を守りましょう。
よくある誤解として、同日中の性行為毎に服用することや、効果を感じないから追加して服用するといったことがありますが、これらは正しい飲み方ではありません。
服用間隔
バイアグラの飲み方として「服用間隔」も大切です。具体的には「24時間に1回」の間隔で服用しましょう。
服用間隔を守るのと同時に、先述した「用法」と「用量」も忘れないようにしてください。
副作用
バイアグラの飲み方と合わせて知っておきたいことが「副作用」です。バイアグラを服用することで、主に以下のような副作用が表れる可能性があります。
- 血管拡張(火照り・潮紅)
- 頭痛
- 動悸
- めまい
- 消化不良
- 関節痛
- 発疹
- 目の充血 など
これらの副作用は、あくまでも一時的な症状であることから、服用にあたり過度な心配は必要ありません。
禁忌
バイアグラの飲み方を知るうえで「禁忌」についても把握しておいてください。主に以下のような症状に該当する場合、バイアグラの処方および服用はできません。
- バイアグラの成分に対し過敏症の既往歴がある
- 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる場合
- 重度の肝機能障害がある
- 網膜色素変性症患者
- 直近6ヵ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞の既往歴がある
- 硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)を投与中
- 低血圧の患者(血圧<90/50mmHg)または治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧>170mmHgまたは安静時拡張期血圧>100mmHg)
併用禁忌薬
バイアグラの飲み方として「併用禁忌薬」を知っておくことも大切です。主に、以下のような薬を服用中の方は服用できません。
- ニトログリセリン
- 亜硝酸アミル
- 硝酸イソソルビド
- ニコランジル
- アミオダロン
- リオシグアト(アデムパス)
禁忌や併用禁忌薬に該当するか否かについては、問診の際に医師が確認します。持病や服用中の薬については、必ず医師に伝えてください。
バイアグラの飲み方で重要なポイント
バイアグラの飲み方で重要なポイントは以下の通りです。
- 性行為の1時間前に飲む
- 空腹状態で飲む
- 1日1回を守る
性行為の1時間前に飲む
バイアグラの飲み方で重要なポイントが「性行為の1時間前に飲む」ことです。バイアグラは、効果が出始めるまでに30分から1時間ほど要し、その効果は4~5時間持続します。
このため、性行為の1時間前を目安にして服用すると、性行為に合わせて効果が出やすいでしょう。
空腹状態で飲む
バイアグラの飲み方で重要なポイントには「空腹状態で飲む」こともあります。この理由として、バイアグラの成分は胃で溶けた後、小腸で吸収されることが挙げられます。
仮に、食後や満腹状態だと、胃や腸壁に油膜が張ってしまい、バイアグラの成分が吸収されづらくなってしまいます。
十分に吸収されないと、本来の効果が出ない可能性があることから、空腹状態で飲むことが重要です。
1日1回を守る
バイアグラの飲み方として「1日1回を守る」ことも重要なポイントです。医師の指示に合わせて、25mgまたは50mgの錠剤およびフィルムを1日1回を限度に服用してください。
バイアグラはたくさん飲むほど効果が得られたり、効果が長続きしたりするものではありません。
1日1回を超えた服用は、極度の血圧低下を招く可能性があり、めまいや失神、内臓機能障害につながるリスクがあります。
バイアグラの飲み方で注意すべきこと
バイアグラの飲み方で注意すべきことは以下の通りです。
- お酒は適量にする
- 食後に服用する場合はあっさりした食事にする
- 副作用に気をつける
お酒は適量にする
バイアグラの飲み方として「お酒は適量にする」ことに注意しましょう。バイアグラとアルコールの組み合わせには危険を伴うような相互作用はないとされています。
一方で、過度な飲酒は中枢神経の働きを抑制し、脳からの勃起の指令が陰茎に伝わりにくくなる可能性があります。
また、バイアグラの血管拡張作用によって、いつもより酔いやすくなるかもしれません。このような事態を避けるためにも、お酒は適量にしましょう。
食後に服用する場合はあっさりした食事にする
バイアグラの飲み方で注意すべき点として「食後に服用する場合はあっさりした食事にする」こともあります。
やむを得ず、食後あまり時間を空けずに服用するような場合は、できるだけ油っぽいものを避けた食事にしましょう。胃や腸壁に油膜が張ると、バイアグラの成分が吸収されにくくなってしまいます。
副作用に気をつける
バイアグラの飲み方として「副作用に気をつける」ことも大切です。とくに、心血管系障害や重度の肝機能障害、低血圧や高血圧がある男性は注意しましょう。
バイアグラの飲み方に関してよくある質問と回答
バイアグラの飲み方に関するよくある質問を紹介します。
バイアグラは食後に飲んでも大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。ただし、本来得られるはずの効果を得られない可能性があります。できるだけ、食間かつ性行為1時間前を目安に飲んでください。
普通の人が飲むとどうなるのですか?
特に問題は起こりません。勃起しやすくなったり、射精後に再び勃起しやすくなるいった症状が出る可能性があります。
バイアグラを半分にする飲み方は問題ないですか?
はい、問題ありません。ただし、効果が減少する可能性があります。EDの症状や体質などを考慮すべきですので、医師のアドバイスを受けることをおすすめします。残った半分の断面から劣化していきますので、残った半分の服用はお勧めしません。
25mgと50mgの違いは何ですか?
バイアグラの有効成分であるシルデナフィルクエン酸の含有量です。含有量が多いほど効果や持続時間が得られる訳ではないため、医師に適切な量を仰いでください。
バイアグラを飲んではいけない人はどんな人ですか?
心血管系障害、肝障害、低血圧、高血圧をお持ちの方です。また、これらに関連する治療薬を服用中の方も含まれるので、必ず医師に相談してください。
自分に合ったバイアグラを知りたいです
医師に相談しましょう。ED(勃起不全)の症状や勃起力、生活スタイルなどを総合的に診断したうえで、最適なバイアグラの種類を提案します。
まとめ
バイアグラの飲み方は用法や用量をはじめ、タイミングなども重要です。
1日1回を限度にし、性行為の1時間前、そして空腹状態で飲むことを忘れないようにしましょう。
MSクリニックではED治療薬としてバイアグラをはじめ、レビトラ、シアリス、早漏改善薬プリリジーを院内処方しております。
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この記事の監修医師

葉山芳貴
経歴
平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)