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【医師監修】遅漏の治し方を原因別に医師が解説

【医師監修】遅漏の治し方を原因別に医師が解説

性行為の際、射精するまでに時間がかかったり、途中でペニスが萎れて(中折れ)しまうといった症状に心当たりはありませんか?

これらの症状は「遅漏」と呼ばれ、加齢や日々の性習慣、ストレスなどが影響していることが多く、それぞれの原因に応じた治療が必要となります。

この記事では、遅漏の治療経験豊富な医師が「遅漏の治し方」について、原因別に分かりやすく解説します。

遅漏とは

遅漏とは、主にセックスの際、射精するまでに時間がかかってしまう症状を指します。

遅漏をお持ちの方には、自慰行為では射精に至りやすいものの、セックスになると射精するまでかなり時間がかかってしまう、という特徴があります。

マスターベーションでは射精できるのに、セックスでは射精に時間を要する、あるいは射精に至らないといった症状は、医学的には「膣内射精障害」と診断されます。

膣内射精障害による影響として、男性不妊やED(勃起不全)の誘発、女性の身体的な苦痛、さらにはパートナーとの関係の悪化が挙げられ、遅漏は男女両方の心身に影響を及ぼしてしまいます。

このため、事態が深刻化してしまう前に、遅漏の治療に着手することが重要です。遅漏は、原因を理解し、それぞれにあった治療法を実践することで改善できますので、まずは正しい知識を持つようにしましょう。

遅漏の定義や目安

遅漏に明確な定義は存在しませんが、一般的な目安としては、セックスの際に射精まで10~15分以上かかる場合には遅漏の傾向があると考えられています。

参考となるのが、「女性が理想とする挿入時間」です。2017年、株式会社TENGAヘルスケアが実施した「セックスの理想の挿入時間は何分か?挿入時間から早漏/遅漏を考える」(*1)によると、女性(日本人女性449名、平均年齢42.7歳)が理想とする挿入時間の平均は9.7分だったとあります。

これ以上の挿入時間では、性的な満足感よりも性交痛といった身体的負担が上回ると考えられることから、遅漏と判断される目安になっています。

一方、10~15分を超える挿入時間であったとしても、お互いに満足していれば治療の必要性は低くなるため、あくまでも目安として解釈するようにしましょう。

ちなみに、2017年に同社が実施した調査(*2)では、20~70代男性709万人(6.6人に1人)が、遅漏気味または遅漏と回答していることから、遅漏は決して珍しい症状ではありません。

遅漏の種類とその原因

遅漏の種類とその原因

遅漏は原因によって以下3つに分類されます。それぞれの原因や特徴を理解しておきましょう。

  • 不適切なマスターベーションが原因の鈍麻性遅漏
  • 加齢が原因の衰弱性遅漏
  • ストレスなどが原因の心因性遅漏

上記について解説します。

不適切なマスターベーションが原因の鈍麻性遅漏

遅漏の代表的なものと言えるのが「鈍麻性遅漏」です。これは、日常的な自慰行為において、セックス(主に膣)で得られる刺激を超える刺激に慣れてしまい、セックスで射精に至るまでの十分な性的刺激が得られず、遅漏になってしまうパターンです。

不適切なマスターベーションの具体例としては、ペニスを強く握ったり高速で動かしたりする「強グリップ」や「高速ピストン」、ペニスを床に擦りつける「床オナ」、電気マッサージ器などを使った「振動オナニー」、さらには足を伸ばした状態でマスターベーションする「足ピン」などが挙げられます。

これらのいずれもが、セックスで受けられる性的刺激とは大きく異なることから、ペニスが鈍感になってしまい、遅漏を招いてしまいます。

加齢が原因となる衰弱性遅漏

「衰弱性遅漏」も、多く見られるタイプです。これは、加齢によって身体能力や性機能が低下し、射精するまで体の動きを続けられないことや、海綿体に十分な血液が送られず勃起が持続しないといったことが原因となって、遅漏を引き起こします。

とくに、男性ホルモンであるテストステロンの分泌量が減り始める40歳以降の男性に当てはまることが多いとされます。

ストレスなどが原因の心因性遅漏

遅漏には、「心因性遅漏」というタイプも存在します。例えば、セックスに対するトラウマや失敗体験、さらには妊活の重圧など、様々なことが要因となって遅漏を起こしている状態です。

こういった症状は原因の特定が難しく、遅漏だけでなくEDにつながる可能性も否定できないため、必要に応じて医療機関を受診するようにしましょう。

【原因別】遅漏の治療法

遅漏は、それぞれの原因に合わせて対処することが重要です。ここでは、遅漏の原因別に治療法を紹介します。

鈍麻性遅漏の治療法

鈍麻性遅漏の場合、適切なマスターベーションを習慣化することがポイントです。

マスターベーションでは「セックスの性的刺激から乖離し過ぎないこと」が重要ですので、強度(握力)やスピード、そして姿勢に注意しましょう。

適切なマスターベーションの具体例としては、低握力で亀頭付近を軽く包むようにした状態で摩擦を加える「低握力スラスト運動」や、射精しそうになった時点で刺激を停止し、自分の意思で射精をコントロールしやすくする「セマンズ法」や「スクイーズ法」があります。

また、2012年、獨協医科大学越谷病院泌尿器科の小堀氏らの研究結果(*3)によると、市販のマスターベーション補助具を使った膣内射精障害の治療において、補助具または膣内での射精が可能になったとあることから、補助具を用いたマスターベーションも、遅漏の改善に一定の効果が見込めると言えるでしょう。

衰弱性遅漏の治療法

衰弱性遅漏の対処法としては、「ED薬」の内服がおすすめです。バイアグラやシアリスといったED治療薬を服用することで、勃起が持続しやすくなり、中折れすることなく射精に至りやすくなるでしょう。

中折れに対する不安や、射精するまで体を動かせるか自信がないといったことで悩んでいる場合には、一度ED治療薬を試してみるのがおすすめです。

心因性遅漏の治療法

心因性遅漏の治療としては、カウンセリングやED薬の内服などが考えられます。

まずは、男性専用クリニックなどでカウンセリングを受診し、遅漏の原因となる心当たりについて医師に話を聞いてもらうのがよいでしょう。

セックスの際、遅漏が気になって中折れし、セックスに自信が持てなくなっているような場合は、ED治療薬を使うことで自信が取り戻せるかもしれません。

 

まとめ

遅漏に対する治療は、遅漏の原因に合わせて選択することが重要です。
遅漏は、不適切なマスターベーションが原因であることがほとんどであると言われていますが、加齢やストレスが原因となっている場合もあるため、一度医師による診察を受けることをおすすめします。

また、日頃からできる取り組みとして、適切なマスターベーションを習慣化することを心がけるようにしましょう。

MSクリニックでは、包茎手術・早漏治療・長茎術・亀頭増大術などから、AGA薄毛治療など、男性美容まで男性のお悩みに向き合うメンズクリニックです。
症例豊富な医師をはじめ、看護師も全員が男性ですので、どうぞお気軽にご相談、ご来院ください。

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この記事の監修医師

葉山芳貴
総院長、医学博士

葉山芳貴

経歴

平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任

資格

医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)

鳥羽洋輔
新宿院 院長

鳥羽洋輔

経歴

平成31年 札幌医科大学医学部医学科 卒業
令和3年 美容皮膚科クリニック 勤務
令和4年 MSクリニック 勤務

資格

美容外科医
医師免許(医籍登録番号:559547)

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