「自分に最適なED治療薬が分からない」という人や「いくつもあるED治療薬の違いを知りたい」という人は多いと思います。
事実、ED治療薬は厚生労働省で承認されているもの以外に、インターネットや通販などを通して購入可能な海外製のものもあります。
この記事では、ED治療薬について、硬さ・持続性・即効性のように、ED治療薬に求められる要素を中心に比較して紹介します。
この記事の目次
【項目別】ED治療薬の比較ランキング
数あるED治療薬はそれぞれ特徴が異なります。それぞれの特徴を理解することで、あなたに最適なED治療薬が見つかるはずです。
ED治療薬は以下の特徴で比較すると選びやすくなります。
- 勃起時の硬さ(効果の強さ)
- 持続性
- 即効性
- 副作用
- 安全性
- 食事やアルコールの影響
ED治療薬に対して「どのような効果を期待しているか?」を考えたうえで、参考にしてみてください。
次でED治療薬の特徴(項目)ごとに比較し、ランキング形式で解説します。
ED治療薬の硬さ(効果の強さ)の比較
はじめに、勃起時における「硬さ(効果の強さ)」で比較したランキングを見てみましょう。
- 1位:レビトラ※(バルデナフィル)
- 2位:バイアグラ(シルデナフィル)
- 3位:シアリス(タダラフィル)
ED治療薬の中で勃起力に効果があるのが「レビトラ(バルデナフィル)」です。レビトラ20mgでバイアグラ100mgと同等の効果が得られることで知られています。
※レビトラは2022年3月メーカー出荷分で販売中止となりました。現在、国内で入手できるのは各クリニックの在庫のみとなります(http://www.jsrm.or.jp/announce/238.pdf)。なお、ジェネリック医薬品のバルデナフィルの流通には影響ありません。
2位の「バイアグラ(シルデナフィル)」も勃起時の硬さを求める人に適しています。ED治療薬としてトップクラスの知名度があり、有効性と安全性に優れています。
3位の「シアリス(タダラフィル)」は、効果が強いことと持続性に優れているED治療薬です。硬さだけでなく持続性を求める人に最適でしょう。
EDの症状や、現在の勃起力に合わせて選ぶことをおすすめします。
ED治療薬の持続性の比較
次に、ED治療薬の中で「持続性」に優れているものを比較し、ランキング形式で紹介します。
- 1位:シアリス(タダラフィル)
- 2位:レビトラ(バルデナフィル)
- 3位:バイアグラ(シルデナフィル)
1位の「シアリス(タダラフィル)」は、1回(20mg)の服用で、30~36時間効果が持続します。他のED治療薬と比較して2倍以上も持続性があることが特徴です。
2位の「レビトラ(バルデナフィル)」は、1回(20mg)の服用で、5~10時間の持続性があります。
3位の「バイアグラ(シルデナフィル)」は、1回(25mg)の服用で、3~5時間にわたって効果が持続します。
持続性を求める方には「シアリス」がおすすめです。一方、持続時間が短いものについては、副作用が少なく済むことや、翌日に影響しにくいといった利点もあることを覚えておきましょう。
ED治療薬の即効性の比較
ED治療薬の即効性を比較したランキングを紹介します。
- 1位:レビトラ(バルデナフィル)
- 2位:バイアグラ(シルデナフィル)
- 3位:シアリス(タダラフィル)
1位の「レビトラ(バルデナフィル)」は、服用後15分から30分程度で効果が現れます。他のものと比較して半分程度の時間で効果が得られる計算です。
2位の「バイアグラ(シルデナフィル)」は、服用してから30分から1時間程度かかります。効果が現れる時間としてはED治療薬のなかでは平均的です。
3位の「シアリス(タダラフィル)」は、効果が現れるまでに1時間から3時間必要になるとされています。
即効性は、薬の成分が水に溶けやすいかどうかで決まります。即効性を優先したい人は水溶性が高い「レビトラ」がおすすめです。
ED治療薬の副作用の比較
ED治療薬の副作用を比較したランキングを見てみましょう。副作用が現れにくい順で紹介します。
- 1位:シアリス(タダラフィル)
- 2位:レビトラ(バルデナフィル)
- 3位:バイアグラ(シルデナフィル)
1位の「シアリス(タダラフィル)」は、水溶性が低く、ゆっくり吸収されるため、副作用が少ないことが特徴です。その反面、即効性に劣ります。
2位の「レビトラ(バルデナフィル)」は、水溶性が高く吸収されやすいものの、1回あたりの容量を抑えられる(10mg)ことや、持続性が標準的なことから副作用も平均的です。
3位の「バイアグラ(シルデナフィル)」は、1回あたりの容量が25mgと他よりも多いことから、副作用を感じる人もいます。
ED治療薬の安全性の比較
続いて、ED治療薬の安全性で比較したランキングです。
- 1位:バイアグラ(シルデナフィル)
- 2位:シアリス(タダラフィル)
- 3位:レビトラ(バルデナフィル)
1位の「バイアグラ(シルデナフィル)」は、1999年から販売されており、ED治療薬のなかで最も歴史と実績があります。これらのことから安全性もお墨付きと言えるでしょう。
2位の「シアリス(タダラフィル)」は、ヨーロッパや南米を中心に世界シェアトップのED治療薬として知られていることから、安全性は高いと言えます。
3位の「レビトラ(バルデナフィル)」は、勃起力や即効性に優れているあまり、人によっては「効きすぎる」ことがあります。
ご紹介したED治療薬はいずれも厚生労働省による承認を受けています。つまり、ED治療薬として安全性は確立されているということですので、過度な心配は不要です。
食事やアルコールによる影響の比較
最後に、食事や飲酒による影響について比較したランキングです。
- 1位:シアリス(タダラフィル)
- 2位:レビトラ(バルデナフィル)
- 3位:バイアグラ(シルデナフィル)
1位の「シアリス(タダラフィル)」は、水溶性が低いため、食事やアルコールの影響を受けません。食後の服用でも効果があることから、タイミングを逃しても影響がないのです。
2位の「レビトラ(バルデナフィル)」は、食事やアルコールの影響を受けやすい特徴があります。服用は食前(空腹時)にする必要があります。
3位の「バイアグラ(シルデナフィル)」は、食事やアルコールの影響を受けます。食事や飲酒をする場合は、1時間以上前に服用しなければいけません。
ED治療薬は原則として「食前または空腹時」に服用するものです。食事や飲酒するタイミングを考慮しないと十分な効果が得られなくなる可能性があるので注意しましょう。
ED治療薬に関するよくある質問と回答
ED治療薬に関するよくある質問を紹介します。
ED治療薬は市販されていますか?
いいえ、市販されていません。
この記事で紹介している「バイアグラ・レビトラ・シアリス」は、処方箋医薬品のため、医師の診察を受けなければ手に入りません。
ED治療薬はクリニックを受診して医師に処方してもらうようにしてください。
ED治療薬はAmazonなどの通販でも買えますか?
いいえ、Amazonなどの通販では購入できません。
インターネットや通販で販売されているED治療薬は、日本国内の安全基準(医薬品医療機器等法)を満たしてないことから、効果をはじめ安全性、副作用が懸念されます。
必ずクリニックを受診してから医師による処方を受けてください。
ED治療薬の副作用やデメリットは?
ED治療薬で考えられる主な副作用やデメリットとしては、以下の症状が挙げられるので覚えておきましょう。
- 顔の火照り
- 頭痛
- 目の充血
- 鼻つまり
- 消化不良
- 低血圧 など
ED治療薬は保険が適用される?
いいえ、保険は適用されません。
例外として「不妊治療目的」であれば保険適用となります。(2022年4月から)
ただし、ED(勃起不全)が原因とされる男性不妊という診断を医師からもらう必要があります。
注射薬によるED治療があるの?
はい、あります。
「陰茎海綿体自己注射(通称:陰茎注射)」で、陰茎海綿体に血管拡張薬を注射し、勃起障害を改善する方法です。
日本では未認可のため、限られた医療機関でのみ「自主研究」の範疇で提供されています。
まとめ
ED治療薬を選ぶのに迷った場合は、EDの症状や目的に合わせて比較することをおすすめします。
硬さ(勃起力)や持続性、さらには即効性や安全性など、ご紹介したED治療薬の比較ランキングを参考にして最適なものを選んでください。
なお、ED治療薬は必ず医師に処方してもらうようにしましょう。
MSクリニックではED治療薬としてバイアグラをはじめ、レビトラ、シアリス、早漏改善薬プリリジーを院内処方しております。
全て信頼のメーカー正規品です。
人気の国産ジェネリック医薬品もご用意しております。
専門医が丁寧に問診・診察・説明を行い、来院から10分程度でその場でお渡しいたします。
お気軽にご相談ください。
この記事の監修医師

葉山芳貴
経歴
平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)