【医師監修】レビトラはなぜ販売中止になった？入手方法も解説

ED治療薬について調べたことがある男性の多くは「レビトラ」を聞いたことがあると思います。

レビトラは、バイアグラやシアリスと並ぶ人気のED治療薬ですが、実は2021年に販売中止になっており、現在は同薬のジェネリック医薬品「バルデナフィル」が流通しています。

レビトラは即効性や勃起効果が高いといった特徴が知られていますが、ジェネリックでも同様の効果が得られるかどうか気になる男性は多いことでしょう。

そこでこの記事では、レビトラが販売中止になった理由をはじめ、レビトラのジェネリックであるバルデナフィルの特徴などについて、ED治療を多く手掛ける医師が初めての人にも分かりやすく解説します。

レビトラとは

レビトラとは、2004年にドイツのバイエル薬品が販売を開始した世界で2番目のED治療薬です。（1番目はバイアグラ）

レビトラという名称は同社が保有する商標登録名であり、正式な製剤名称は「バルデナフィル塩酸塩水和物錠」となります。

2021年10月にレビトラの製造および販売が中止になったため、現在ではレビトラを取り扱う医療機関は存在しません。

その代わりとして、レビトラのジェネリックにあたる「バルデナフィル」が、レビトラの同等品として販売されています。

レビトラ（バルデナフィル）の特徴は、即効性と勃起効果が高いことです。数あるED治療薬のなかでも即効性の高さに定評があることから、使い勝手が良いED治療薬とも言われています。

そんなレビトラの特徴については、次で詳しく解説します。

種類

レビトラの種類は以下の通りです。

• 有効成分量10ミリグラムの錠剤
• 有効成分量20ミリグラムの錠剤

レビトラにはバイアグラのようなフィルムタイプのものはなく、10ミリグラムまたは20ミリグラムの錠剤のみです。

効果

レビトラの主な効果としては以下が挙げられます。

• 服用後最短10分程度の即効性
• 勃起力改善効果
• 勃起力持続効果（4時間から8時間）

レビトラ最大の特徴と言えるのが「即効性」です。服用後最短10分程度で効果が現れ始めます。バイアグラやシアリスは効果が現れるまでに30分から1時間程かかるため、3倍ほど早いことが分かります。

また、レビトラは服用後最大8時間にわたり、性的刺激を受けた際に勃起しやすくなる効果が持続することから、バイアグラよりも効果が長続きすると言えます。

用法

レビトラの用法は以下の通りです。

• 1日1錠
• 水またはぬるま湯で飲む
• 空腹時に服用する
• 服用は24時間以上の間隔をあける

レビトラの用法に関して気を付けたい点は「1日1錠」ということです。効果を実感しないからといって追加で服用することはやめましょう。

また、できるだけ「空腹状態」で服用することをおすすめします。アルコールについても適量に抑えるようにしましょう。

用量

レビトラは、10ミリグラムまたは20ミリグラム、いずれにおいても「1日1錠」を守ってください。

効果が高まるだろうと思い込んで一度に2錠飲むようなことはやめましょう。

副作用

レビトラの主な副作用としては以下のようなことが考えられます。

• ほてり
• 頭痛
• 動悸
• 鼻づまり

これらの症状は、レビトラに限らずED治療薬全般に共通しており、一時的な症状のため過度な心配は不要です。

レビトラが販売中止になった理由

レビトラが販売中止になった理由は、次回以降の生産と入荷のめどが立たず、安定供給が難しいためです。

これにより、レビトラ錠5mg、10mg、20mgは、2021年10月をもって販売中止になりました。

レビトラの特徴

レビトラ（バルデナフィル）の特徴は主に以下のようなことが挙げられます。

• 即効性が高い
• 勃起効果が高い
• 食事の影響を受けにくい

上記それぞれについて詳しく解説します。

即効性が高い

レビトラは「即効性が高い」ことが特徴です。個人差や体調にもよりますが、服用後10分程度で効果が現れるとされています。

他のED治療薬であるバイアグラやシアリスは30分から1時間ほど要するため、性行為前に余裕を持って服用しなければいけません。

これに対して、レビトラは性行為直前でも間に合いやすいため、飲み忘れた場合でも安心できると言えるでしょう。

勃起効果が高い

「勃起効果が高い」こともレビトラの代表的な特徴です。とりわけ、勃起時の硬さに定評があります。

硬さに関する評価は個人差こそあるものの、ED治療薬に硬さを求める場合は、レビトラかバイアグラと言われるほどです。

食事の影響を受けにくい

レビトラは「食事の影響を受けにくい」ことも特徴です。バイエル製薬が公表しているデータによると、総エネルギーに占める脂肪の割合が約30%の食事直後でも影響はなかったとあります。

具体的には、牛丼並盛、ラーメン、握り寿司、スパゲッティナポリタンといった標準的な食事では影響を受けにくいとされています。

一方、十分な効果を得るためには、できるだけ「空腹状態（食事の1時間前）」を目安に服用することが推奨されています。

レビトラの代わりはバルデナフィル

先述したように、レビトラは既に販売中止になっているため、現在ではレビトラのジェネリックである「バルデナフィル」がレビトラの代替品として取り扱われています。

そんなバルデナフィルについて解説します。

バルデナフィル（レビトラジェネリック）の入手方法

レビトラのジェネリックであるバルデナフィルは、医療機関において医師による処方を受ける必要があります。

インターネット上には個人輸入のバルデナフィルが散見されますが、偽物や粗悪品の可能性が高く、効果や安全性が保証されません。

バルデナフィルの価格

バルデナフィルの価格は以下の通りです。

• 10mg錠剤：1,320円/錠
• 20mg錠剤：1,650円/錠

バルデナフィルの注意事項

バルデナフィルに関する注意事項は主に以下のようなことがあります。

• 必ず医師の処方を受け、医療機関から購入する
• 1日1錠を守る
• 可能な限り空腹状態で服用する
• 副作用が生じた場合は使用を中止し、医師に相談する

レビトラに関するよくある質問と回答

レビトラに関するよくある質問を紹介します。