包茎治療を受けるかどうか悩んでいる男性のなかには「包茎手術を受ける理想的な年齢はあるの?」や「包茎手術は何歳までに受けるのがいいの?」といった疑問を持ったことがある人は多いと思います。
また、何歳くらいの人が包茎手術を受けているのかなど、他の人の事情も気になるところではないでしょうか。
そこでこの記事では「包茎手術の年齢」について、年代別の割合や、包茎手術をおすすめする年齢などを含め、30,000件を超える包茎手術の実績がある当院のデータを参考に、包茎手術の実績が豊富な医師が解説します。
この記事の目次
包茎手術を受けた男性の年齢の割合
MSクリニックで包茎手術を受けた男性の年齢の割合は、以下の通りです。
- 10代:8.7%
- 20代:48.0%
- 30代:22.7%
- 40代:11.9%
- 50代:5.4%
- 60代:2.4%
- 70代:0.9%
このように、包茎手術を受けた男性の年齢は20代が最も多く、次いで30代、40代となっています。
一般的に、20代の男性は他の年代と比較して性行為をする機会が多く、必然的に女性にペニスを見られる機会も増えます。
その際の、ペニスに対するコンプレックス解消のひとつとして、包茎手術を受けることが多いようです。
また、20代男性は、社会人として本格的に働き始める頃であるため、包茎手術のコストを捻出しやすくなる年代ということも考えられます。
そしてなによりも、20代の若いうちに包茎手術を受けることで、残りの人生において、男性としての自信を持てるようになったり、セックスに対して前向きな気持ちになれたりする精神的なメリットを得やすくなるでしょう。
30代、40代の男性においては、時間や経済的な余裕が生じやすい年代であることや、これから先もパートナーとの性生活を一層楽しみたいという気持ちが、包茎手術を決断するきっかけとして多いようです。
50代、60代、そして70代では、年齢を重ねてからも男性としての自信を持っていたいといった心理的なきっかけ以外にも、加齢に伴って包皮が被ってしまったケースや、将来の介護に備えた準備として包茎手術を受けることもあります。
包茎手術を何歳で受けるかは、個々の悩みの深刻度や経済的な余裕なども大きく影響するため一概には示せないものの、20代や30代といった若い頃に受けるのが主流と言えます。
包茎手術を受ける年齢は何歳くらいが理想なのか
包茎手術を受ける年齢は何歳くらいが理想とされているのでしょうか。包茎手術を受けた年齢の割合が最も多い20代と30代を少し細分化してみましょう。
全体における各年齢の割合は以下のようになります。
- 20-24歳:27.1%
- 25-29歳:20.8%
- 30-34歳:13.3%
- 35-39歳:9.3%
このように、実際に包茎手術を受けた男性の年齢は「20歳から24歳」が最も多いことが分かります。
この結果、包茎手術を受ける年齢は20歳から24歳くらいまでが理想と言えるでしょう。一方で、何歳で包茎手術を受けるかは、個々の事情によって異なるため、30代や40代以降で包茎手術を受けることになったとしても問題ありません。
これから包茎手術を受けようと検討している男性は「可能な限り若いうちに受けることの方がメリットが多い」ということを念頭に置いておくとよいでしょう。
包茎手術をおすすめする理由
包茎手術を受ける年齢は20代や30代といった若いうちがおすすめですが、包茎手術を受けることで得られるメリットについても合わせて理解しておきましょう。
包茎手術によるメリットには、主に以下のようなことが挙げられます。
- 清潔になり病気の予防につながる
- ペニスの変形や包茎の増悪を防ぐ
- 男性として自信がつく
- 性的な快感が増える
清潔になり病気の予防につながる
包茎手術を受けるメリットには「清潔になり病気の予防につながる」があります。包茎だと包皮が亀頭を覆っている時間が長いため、亀頭周辺で細菌が繁殖し、炎症や悪臭、そして性病をはじめとした様々な病気を発症しやすくなります。
しかし、包茎手術によって亀頭が露出することで、亀頭を清潔に保ちやすくなります。結果として、生涯にわたり、カンジダや尖圭コンジローマといった性病予防にとどまらず、亀頭包皮炎などの炎症や皮膚病の予防に繋がります。
ペニスの変形や包茎の増悪を防ぐ
「ペニスの変形や包茎の増悪を防ぐ」ことも包茎手術で得られるメリットです。仮性包茎であっても亀頭包皮炎を繰り返すと包皮の口の部分が固く狭く変形し、剥けにくくなってきます。
その結果、仮性包茎からカントン包茎や真性包茎に増悪する可能性があります。しかし、包茎手術を受けることで、生涯にわたってこれらの懸念がなくなります。
男性として自信がつく
包茎手術を受けることで「男性として自信がつく」点もメリットです。包茎だと、ペニスが小さく見えたり、不衛生な印象を与えてしまいます。
また、包茎だと早漏にもなりやすいため、セックスに自信が持てなくなることも考えられます。セックスに自信が持てなくなると、将来的にEDを発症する、悪循環に陥るかもしれません。
包茎手術を受けることで、ペニスのコンプレックス解消、セックスに対する自信、そして健全な性生活を楽しめるようになり、男性としての自信を持てるようになるでしょう。
性的な快感が増える
「性的な快感が増える」ことも包茎手術を受けることで得られるメリットのひとつです。包茎だと、包皮が亀頭を覆っているため、セックスの際に亀頭で受ける刺激が少なくなってしまいます。
また、挿入時に女性は膣内でペニスの包皮が擦れてしまい、快感よりも痛みを感じてしまう事例もあります。
しかし、包茎手術を受けると亀頭が露出するため、男性だけでなく女性も、性的な快感を得やすくなるでしょう。
包茎手術を受ける年齢に関するよくある質問と回答
包茎手術の年齢に関して寄せられるよくある質問と回答を紹介します。
包茎手術は何歳から受けられますか?
18歳以上の成人であれば受けられます。なお、18歳未満の高校生などの場合は、親権者の同意書があれば受けられます。
60歳以降の高齢になっても包茎手術は受けられますか?
はい、60歳以降の高齢者であっても包茎手術は受けられます。全体のおおよそ10%は、50代以降の患者様ですので、年齢を気にすることなく医師へ相談することをおすすめします。
包茎手術は若いうちに受けるべきですか?
はい。包茎手術は20代や30代の若いうちに受けることで、より長期間にわたってメリットを実感しやすくなります。
包茎手術を受けた全体の約70%が、20代と30代が占めていますので、若いうちの治療をおすすめします。
なお、40代や50代のように、年齢を重ねてからでも包茎手術は受けられますので、若さや年齢を気にする必要はありません。
包茎手術にはいくらくらいかかりますか?
目安として100,000円と考えてください。包茎の症状や、ご希望の仕上がり具合によっては、より高価な術法が選択肢に加わることもあります。
包茎手術を受けた後、どのような支障がありますか?
術後3日間の安静、最大4週間程度にわたる運動や性行為自粛といった制限があります。個人差があるものの、術後は最低3週間程度、マスターベーションやセックスを控えることをおすすめします。
まとめ
包茎手術を受ける年齢は20代から30代が理想的と言えます。
一方、包茎手術は何歳で受ければいいのかという明確な基準はありません。
また、包茎手術は40代や50代を超えていたとしても、年齢に関係なく受けられますので、まずは男性専用クリニック等で医師に相談することから始めましょう。
MSクリニックでは、包茎手術・早漏治療・長茎術・亀頭増大術などから、AGA薄毛治療など、男性美容まで男性のお悩みを全て解消するメンズクリニックです。
症例豊富な医師をはじめ、看護師も全員が男性ですので、どうぞお気軽にご相談、ご来院ください。
この記事の監修医師

葉山芳貴
経歴
平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)