【医師監修】増大薬剤の種類、効果（費用）の違いについて

当院では亀頭や陰茎の増大にヒアルロン酸製剤の注入をおこなっています。

ヒアルロン酸はムコ多糖類と呼ばれる分子構造が長い鎖状の高分子で、吸水性や保水性に富む生体高分子です。

主に皮膚や関節、涙等に含まれる体を構成する成分の一つであり、化粧品やシワ治療の注射、膝関節の注射、目薬などにも含まれています。

人体に普遍的に存在するヒアルロン酸は常に新陳代謝の影響を受け、外部から注射した場合、人体に吸収されてしまうのは避けられず、純粋なヒアルロン酸を注射した場合は２週間程度で吸収されると言われています。

シワ治療に使用するにはあまりにも短いため、製薬会社各社はヒアルロン酸製剤に架橋剤を加えて、分子を立体的な構造に加工し、溶けにくさや弾力性、硬さを調整しているのです。

現在、日本では国内外数十社・100種類以上のヒアルロン製剤が入手可能と言われているが、それぞれに特徴があり、適した用途が異なります。

当院ではタイプの異なるヒアルロン酸を４種類ご用意しています。

亀頭には硬めのタイプが選ばれています。

なぜなら、硬めの方が性行為の時に相手に強い刺激を与えられると考えられるからです。

一方、陰茎に固いタイプを注入すると、勃起や、勃起から戻る際の伸び縮みで発生するシワの部分が「谷」になって、ヒアルロン酸が「塊」になることがあるので、固いタイプよりも伸縮性に優れたタイプが選ばれています。

とは言え、「塊」ができても陰茎に硬いタイプをご希望の患者さまは硬いタイプを選ばれています。

注入する分量は1ccから注入が可能ですが、ヒアルロン酸製剤はゲル状のため、固さのある製剤ほど薄く引き延ばす様に注入することは困難になります。

また、注入する部位のサイズの大きい方は1ccでは十分な増大効果が得られないことがあります。

一方、皮膚の伸びるサイズに限界があるため、サイズの小さい方は少量で注入できる限界量に達し、1ccでも効果が実感できる場合があります。

当院では、患者さまのご希望のヒアルロン酸を注入することはもちろんのこと、特にご指定のない場合は、患者さまの目的にあわせて最適なヒアルロン酸をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

この記事の監修医師

総院長、医学博士

葉山芳貴

経歴

平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任

資格

医師免許（医籍登録番号：453182）
保険医登録（保険医登録番号：阪医52752）