男性の中には、ペニスの形について悩みを抱えている人がいらっしゃいます。例えば、包茎が原因で先細りペニスになっているケースや、亀頭が小さい、勃起時でも陰茎サイズが小さい、さらにはブツブツがあるといったことを含め、悩みの種類は様々です。
ペニスの形に関する悩みはとてもデリケートなため、なかなか他人に相談しにくく、いつの間にかコンプレックスになってしまい、ひどい場合はED(勃起不全)につながる可能性も否定できません。
そこでこの記事では、包茎治療やペニス増大術などを数多く手掛ける医師が「ペニスの形」について、悩みを抱える男性に向けて分かりやすく解説します。
この記事の目次
ペニスの形に関するよくある悩み
ペニスの形に関するよくある悩みには、主に以下のような症状があります。
- 包茎
- 短小ペニス
- 亀頭が小さい
- 亀頭のブツブツ
- 屈曲・湾曲ペニス
上記それぞれの悩みについて解説します。
包茎
ペニスの形に関してよくある悩みの代表格と言えるのが「包茎」です。包茎は、余剰な包皮が亀頭を覆った状態のことで、仮性包茎、真性包茎、そしてカントン包茎の3種類に分けられます。
包茎のなかでも、真性包茎およびカントン包茎は、普段から包皮が亀頭を覆っていることが多いため、成長期に亀頭の成長が妨げられ、先細りペニスになりがちです。
この結果、細くて貧弱な印象を与えるペニスの形になってしまいます。
短小ペニス
「短小ペニス」もペニスの形に関するよくある悩みです。短小ペニスの厳密な基準はありませんが、目安として、日本人男性の平均ペニスサイズとされる13.56cmを大幅に下回る場合や、マイクロペニスの基準とされる7cm以下(いずれも勃起時)などが用いられます。
短小ペニスになる原因は、胎児から成長期にかけて男性ホルモンが不足したことや、遺伝、そして、肥満によって陰茎が体内に埋もれてしまうといったことがあります。
短小ペニスは、性行為に自信が持てなくなることや、性的快感の減少、さらには男性不妊の要因になるかもしれないため、決して望ましいペニスの形とは言えません。
亀頭が小さい
ペニスの形に関してよくある悩みが「亀頭が小さい」です。亀頭が小さい原因は、遺伝や包茎による亀頭の低形成、食生活、喫煙、そして加齢など様々なものがあります。
亀頭が小さいことは、性交時に女性へ性的刺激を与えにくい、包茎になりやすいといったことの他に、なによりも見た目の印象がよくないことが大きく影響するでしょう。
温泉などの入浴施設をはじめ、将来的には入院や介護の場面で恥ずかしい思いをするかもしれないため、コンプレックスになりやすいペニスの形と言えます。
亀頭のブツブツ
「亀頭のブツブツ」もペニスの形でよくある悩みのひとつです。亀頭にブツブツができる主な原因は、尖圭コンジローマや性器ヘルペスといったウイルス性のもの以外に、フォアダイス(真珠様丘疹・包皮腺)と呼ばれる、皮脂腺が隆起することで起きる良性の症状があります。
亀頭のブツブツは、悪性か良性かを素人が判断できるものではありません。とくに、尖圭コンジローマの場合、放置するとペニスの形が変形するほどにブツブツが肥大化または結合するため、注意が必要です。
屈曲・湾曲ペニス
ペニスの形でよくある悩みが「屈曲・湾曲ペニス」です。この症状は、勃起時に陰茎が上下左右いずれかに曲がってしまうもので、性交が円滑に行えないことや、勃起時の見た目が悪いといった影響があります。
この原因は、陰茎白膜の膨張率が揃っていないことで歪みが生じるためです。勃起時に真っ直ぐ伸びないため、理想的なペニスの形とは言えないでしょう。
治療の必要性も含め、まずは医師に相談すべき症状と言えます。
ペニスの形が与える影響
ペニスの形が与える主な影響として以下のようなことが挙げられます。
- 性行為時の障害
- 感染症
- 早漏
- EDの発症
上記それぞれの影響について解説します。
性行為時の障害
ペニスの形は「性行為時の障害」を招く可能性があります。例えば、包茎や短小ペニスの場合、セックスの際にうまく挿入できず、射精まで至らないかもしれません。
このようなことが続くと、次第にセックスに対する自信がなくなって、EDの発症、さらには男性不妊につながり、影響が広がる可能性があります。
感染症
「感染症」もペニスの形が影響します。最も分かりやすい事例が、包茎に起因する包皮炎等の感染症です。
包茎の場合、包皮が亀頭を覆っているため亀頭が不衛生になり、細菌やウイルスが繁殖してしまいます。この結果、悪臭や痒みなどの不快感といった症状が生じるだけでなく、炎症に伴い皮膚のバリア機能が低下するため、性病をはじめ、感染症にかかりやすい状態になります。
早漏
ペニスの形が与える影響としてよくあるのが「早漏」です。主に包茎の男性に多く見られます。
包茎の場合、亀頭が包皮に覆われているため刺激に慣れておらず、性交時にわずかな刺激を受けただけで射精してしまうかもしれません。
とりわけ、早漏はセックスに対する自信喪失につながりやすいとされており、EDなどを招く可能性があります。
EDの発症
「EDの発症」もペニスの形が影響するかもしれません。とくに、包茎や短小ペニスに該当する場合は、これらがEDの遠因になる可能性があるため注意しましょう。
もし、ペニスの形が気になってセックスに抵抗を感じるようなことがあれば、ED発症の前兆と考えてよいかもしれません。
ペニスの形に関する悩みを解消する方法
ペニスの形に関する悩みを解消する方法として、以下のような選択肢があることを覚えておいてください。
- 包茎手術
- 陰茎増大術
- 亀頭増大術
- ブツブツ除去
それぞれ解説します。
包茎手術
ペニスの形に関する悩みを解消する方法として「包茎手術」があります。この方法は、包茎や先細りペニスを改善するのにおすすめです。
また、包茎を治療することで、早漏や性病予防、ペニスの見た目改善といった幅広いメリットも得られるでしょう。
陰茎増大術
「陰茎増大術」もペニスの形に関する悩みを解消する方法のひとつです。この方法は、陰茎にヒアルロン酸を注入することでサイズアップするもので、短小ペニスのように、ペニスの見た目が貧弱に思えるような場合におすすめします。
また「亀頭増大術」と合わせて受けることにより、ペニス全体が太く逞しい形になるため、自分のペニスに自信が持てるようになるでしょう。
亀頭増大術
ペニスの形に関する悩みを解消する方法として「亀頭増大術」もおすすめです。陰茎増大術同様にヒアルロン酸を注入する方法で、亀頭が小さいことや、包茎で悩んでいる男性に向いている治療法と言えます。
亀頭増大術によって、ペニスの形だけでなく、セックスに対する自信が持てるようになるでしょう。
ブツブツ除去
「ブツブツ除去」は、亀頭などにできるブツブツを電気メスによって除去する治療法で、ペニスの形や見た目の印象を改善できます。
ペニスのブツブツは、例え良性であったとしても、パートナーから性病を疑われたり、性交を拒否されたりする可能性があるため、ペニスの形だけでなく、見た目の改善のためにも治療しておきましょう。
まとめ
ペニスの形に関する悩みは、包茎や短小、先細りペニスなど様々なものがあります。
いずれもペニスの見た目に影響を与えるだけでなく、早漏やEDといった、より深刻な症状を招く可能性を含んでいます。
ペニスの形に関する悩みは放置せず、できるだけ早い段階で医師に相談することをおすすめします。
MSクリニックは包茎手術・ED治療・長茎術など男性のお悩みを解消するメンズクリニックです。
症例豊富な医師をはじめ、看護師も全員が男性ですので、どうぞお気軽にご相談、ご来院ください。
無料メール相談もおこなっております。
気になる疑問やお悩みにひとつひとつ丁寧にわかりやすくお答えいたします。
この記事の監修医師

葉山芳貴
経歴
平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)