「髭の医療脱毛を受けようと思うけれど何回くらいで効果がでるの?」や「ヒゲ脱毛は10回やっても効果がでないって本当?」といった疑問を持ったことがある男性はいませんか?
ヒゲ脱毛は、メンズ医療脱毛のなかで最も需要があるものですが、効果を感じる回数は人によって大きな差があるため、実際のところよく分からないという男性が多いようです。
そこでこの記事では、医療脱毛を手掛ける医師が、これからヒゲ脱毛を始めようと検討中の男性に向けて、髭や顔といった部位における医療脱毛の効果や回数について分かりやすく解説します。
この記事の目次
髭の医療脱毛における回数ごとの効果
髭の医療脱毛では、回数ごとに効果の感じ方が変わります。回数によってよく見られる効果の目安についてそれぞれ見てみましょう。
回数
レーザー脱毛は毛が濃ければ濃いほど必要な照射回数が増えます。
髭の医療脱毛で効果を感じるまでの回数は最低5回と言われています。5回完了した時点は、毛量が減ったことがはっきり認識できる、あるいはシェービングの回数が減ったことを実感するとされている頃です。
髭が薄く、毛量が少ない人や、ヒゲ脱毛の目的が薄くすることという人であれば、もっと少ない回数で効果が実感でき、5回目を完了した時点で満足するレベルに達するかもしれません。
一方、髭が濃い人や、シェービングが不要になるほどまでにツルツルにしたいという人にとっては、まだまだ半分程度の結果しか出ていないと思える段階と言えます。
従って、髭の医療脱毛では、髭が薄くなった効果を実感するのに5回、ツルツルになるまでの効果を得るには10回以上かかるのが一般的と考えましょう。
1回目
レーザーを照射すると、毛根がダメージを受けるだけでなく、毛穴の中にあった毛が燃えカスになります。この燃えカスは数日で毛穴からポロポロと抜け落ちます。この排出される過程は一見すると生えてきているように見えますが、髭を引っ張ると痛みを感じずにスルスルと抜けます。全て排出されると約1ヶ月髭は生えてきません。
完全に死滅した毛根からは新しい生えてきませんが、ダメージを受けた程度の毛根や、休止期でレーザーの影響を逃れた毛根からは次の毛が生えてきます。次の毛は少し細くなっていることが多いですが、肉眼では違いを実感できないこともあります。
レーザー照射を繰り返していくと、ある程度の細さまでになった毛根は死滅していくため、どんどんと毛根が死滅して脱毛が完成します。
髭の場合、レーザーの照射に反応しやすいとされる成長期の毛は約20%と言われているため、1回の施術ではほとんど効果を実感できないのです。
毛量の変化や毛の太さの変化はごく僅かで気づきにくいため、医療脱毛の効果を疑ってしまうかもしれませんが、ごく普通のことと思ってください。
2回目
ヒゲ脱毛2回目を終えた時点でも、効果を実感するのは難しいかもしれません。見た目の印象はほとんど変わらず、毛の太さも肉眼では違いが分かりにくいでしょう。
3回目
髭の医療脱毛3回目を終えると、少しずつ毛量が減ってきた効果を実感するでしょう。一般的に、髭の医療脱毛では3回目でやっと効果を実感すると言われています。
これらは髭が目に見えて減ったことや、新しい毛が生えてくるペースが遅くなった、そして髭剃りの頻度が減り始めたといったことを通して実感するでしょう。
4回目
ヒゲ脱毛4回目では、明らかに髭が薄くなった効果を実感し、施術中の痛みが少なくなってくることもあります。
5回目
髭の医療脱毛5回目を終える頃には、毛量が半分程度にまで減少した効果を感じるでしょう。もともと髭が濃いと言われる人であっても、かなり薄くなってくるため、見た目の印象も明らかに変わる頃です。
「薄くすること」が目的の男性にとっては、5回目で効果に満足することもあるため、ヒゲ脱毛の5回目はひとつの区切りと言えるかもしれません。
6回目以降
ヒゲ脱毛で6回目を超えてくると、かなり毛量が減ってきます。髭が薄い人はほとんど髭剃りしなくてよくなり、髭が濃い人であっても、明らかに髭剃りの回数または時間が減るような効果を実感するでしょう。
一方、ツルツルになるまで綺麗にしたいという人や、顔の産毛さえも脱毛したい場合は、10回以上かかると思ってください。
顔や髭の医療脱毛で効果が出るのに回数が必要な理由
顔や髭の医療脱毛では、なぜ回数が必要なのかについても合わせて知っておきましょう。主な理由は以下3つです。
- 太い毛が密集している
- 顔全体で産毛の量が多い
- 痛みを感じやすい
それぞれの理由について解説します。
顔や髭の医療脱毛で効果を得るのに回数が必要な理由は「太い毛が密集している」ためです。とくに髭の毛根は深い位置にあるため、レーザーの照射が届きにくい特徴があります。
また、毛が密集していると全ての毛根に対して照射エネルギーが伝わりにくくなることから、1回で得られる効果が下がって、必然的に回数が増えてしまうのです。
顔全体で産毛の量が多い
顔や髭の医療脱毛で回数が多くなる理由には「顔全体で産毛の量が多い」ことも挙げられます。
医療脱毛で主流とされる熱破壊式脱毛機は、黒色のメラニン色素に反応する仕組みですが、産毛のような白くて細い毛にはあまり反応しない特徴があります。
産毛がさらに成長して黒い毛にならなければ照射の効果が得にくく、なおかつ産毛が多いことから、結果的に回数が必要になる訳です。
痛みを感じやすい
顔やヒゲ脱毛に回数が必要な理由は「痛みを感じやすい」こともあります。とくに、髭は顔の骨に近いため、痛みが響きやすい代表的な部位です。
痛みが強いと施術時に耐えきれず、照射パワーを抑えることもあります。この場合、本来であれば得られる効果が低減してしまい、結果的に回数が増えてしまうという訳です。
顔や髭の医療脱毛で効果を実感するまでにかかる時間
顔や髭の医療脱毛において、目標とされやすい2つの基準達成にかかる一般的な回数について知っておきましょう。
髭剃りが楽になる
顔や髭の医療脱毛では「髭剃りが楽になる」ことを目標にする男性が多くいます。この場合、おおむね5回、期間にすると10ヶ月から1年が目安になります。
髭が薄い男性の場合、5回目で髭剃りの回数が半減すると考えてよいでしょう。また、髭が濃い人であっても、5回目を終えれば髭剃りにかかる時間が短くなったことを実感するはずです。
一方、5回では髭がツルツルになることは考えにくいため、髭剃りが不要になるほどに仕上げたいのであれば、さらに追加で5回を目安にしてください。
ツルツル
顔や髭の医療脱毛で「ツルツル」を目標にする場合は、最低でも10回以上を目安にしましょう。
とくに、髭が濃い人の場合は、5回で毛量が減り始め、さらに5回で当初から半減、そして10回目から13回目でツルツルになると言われています。
この場合、期間はおおよそ2年から2年半かかるでしょう。8回目を超えたあたりからは、毛が少なくなるため、施術の間隔が広がり、進行が遅くなることを覚えておいてください。
顔や髭の医療脱毛を受けるベストの間隔
顔や髭の医療脱毛を受けるベストの間隔は、1.5ヶ月から2ヶ月に1回とされています。この理由は、毛周期のサイクルに合わせる必要があるためです。
顔や髭に限らず、脱毛は「成長期」の毛に対してのみ効果が得られるため、成長期に差し掛かった毛が増えるタイミングに合わせることがベストとされています。
髭の場合、全体の約20%が成長期の毛であることから、1.5ヶ月から2ヶ月に1回の頻度で施術を受けることで、5回、期間にしておおよそ10ヶ月で100%分をカバーできる計算です。
成長期の毛に対してアプローチすることがポイントということを覚えておいてください。
まとめ
顔や髭の医療脱毛は5回で効果を実感でき、ツルツルになるためには10回以上かかると考えましょう。
医療脱毛の場合、6回目以降で髭が半減することが多いため、10ヶ月以上の中長期的な取り組みになります。
MSクリニック新宿院では、男性向けにヒゲやVIO、体の医療脱毛を実施しています。
症例豊富な医師をはじめ、看護師も全員が男性ですので、安心して施術を受けていただけます。
その他、包茎手術・長茎術・亀頭増大術・早漏治療などから、AGA薄毛治療など、男性のお悩みを解消のための医療をご提供しています。
相談できる人がいなくて悩んでいる方も、こっそり話を聞いてみたいという方も、どうぞお気軽にご相談ください。
この記事の監修医師
葉山芳貴
経歴
平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)