【医師監修】勃起力や勃起の持続力をアップする方法を医師が解説|男性特有のお悩みを解決 - ペニラボ

専門医監修の記事を検索

気になる情報にチェックを入れて、
「検索」ボタンを押してください。

治療項目別

お悩み別

【医師監修】勃起力や勃起の持続力をアップする方法を医師が解説

【医師監修】勃起力や勃起の持続力をアップする方法を医師が解説

「勃起力が低下した気がする」、「勃起が持続せずに中折れしてしまう」といったお悩みをお持ちの男性は多くいらっしゃるのではないかと思います。

勃起力が下がると、セックスの満足度が低下してしまったり、いわゆる妊活に悪影響を及ぼすことも考えられるため、勃起力が低下した状態は放置すべきではありません。

この記事では、勃起力をアップする方法について、ED治療を手がける医師が分かりやすく解説します。

理想的な勃起力とは

勃起力は、日々の性生活において非常に重要な因子となります。勃起力が低下してしまうと、性行為を最後まで完了することはおろか、場合によっては挿入ができず、性行為を開始することさえ難しくなってしまう場合もあります。このため、理想的な勃起力がある状態とは、「性交毎に挿入から射精に至るまで勃起が持続する」状態であるといえます。一般的に、勃起力が低下したり、勃起が持続しなくなったりする症状(いわゆるED)の診断に対しては、問診の際に「国際勃起機能スコア(IIEF)」または、その簡易版である「IIEF-5」が用いられます。

国際勃起機能スコアには、性交時における勃起の「硬さ」や「持続力」、「頻度」などに関する質問が設定されており、多角的な視点から、総合的な勃起力を把握することができるツールとなっています。

このように、勃起力については「勃起するかしないか」の一点だけでなく、勃起時の硬さや持続力など、さまざまな要素を考慮に入れて検討することが大切なのです。

自分の勃起力を確認する方法

ご自身の勃起力を確認するにあたり、ぜひ見ていただきたいのが「持続力」と「硬さ」です。

勃起力の大切な要素のひとつである「持続力」は、性交時に射精するまで勃起状態が持続できるかどうかで大まかに判断することができます。

いわゆる「中折れ」することなく、挿入から射精まで勃起状態が持続するのであれば、基本的には問題ありません。

一方で、「硬さ」についてはよく使われている指標があります。「EHS(Erection Hardness Score)」と呼ばれるものです。

EHSは、2007年にアメリカで開発された「勃起の硬さ」を診断するための指標で、簡易的ながら信頼性も高いため、EDの自己診断にも広く用いられています。

勃起時の硬さに自信がないと感じる場合は、自己診断を行なってみてください。

EHS(日本語版)

自分の勃起硬度をどのように評価しますか?
    • グレード0:陰茎は大きくならない
    • グレード1:陰茎は大きくなるが、硬くはない
    • グレード2:陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない
    • グレード3:陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない
    • グレード4:陰茎は完全に硬く、硬直している

各グレードの硬さを、より具体的に食べ物に例えると以下のようになります。

  • グレード0:対象なし
  • グレード1:こんにゃく
  • グレード2:みかん(皮を除いた中身)
  • グレード3:グレープフルーツ(皮を除いた中身)
  • グレード4:りんご(皮を除いた中身)

上記の指標において、グレード0〜2に該当するような場合は、EDの可能性が高いです。また、グレード3であっても、性行為が困難な状態であれば勃起力は十分でないと言えるため、EDの可能性があります。

勃起力が下がる主な要因

それでは、勃起力はどのようなことが原因で低下するのでしょうか?

勃起力が低下する主な要因は以下の5つです。これらの原因を理解することで、適切な予防や改善を行うことができます。

  • 加齢
  • 生活習慣
  • 動脈硬化
  • ストレス
  • 薬剤の副作用

ここからは、これらの要因について解説します。

加齢

勃起力が低下する原因として、最も考えられるのが「加齢」です。EDや男性更年期障害の診療マニュアルである「加齢男性性腺機能低下症候群診療の手引き」(*)によると、男性は加齢によって総テストステロンが著明に減少する、とあります。

テストステロンは、勃起に必要な神経伝達物質であるドーパミンを分泌する役割があるため、これが不足すると、十分な勃起が得られなくなってしまいます。

生活習慣

「生活習慣」の乱れも、勃起力が低下する原因の一つといえます。生活習慣の乱れとは、具体的には喫煙や飲酒、運動不足、睡眠不足などが挙げられ、これらが複合的に作用して高血圧や肥満、糖尿病などへの罹患に繋がり、結果として勃起力が低下してしまいます。

日本性機能学会/日本泌尿器科学会「ED診療ガイドライン第3版」(*)では、EDのリスクファクターとして高血圧や糖尿病といった生活習慣病が指摘されており、なおかつ生活習慣の改善は勃起機能改善に有効であると記載されています。

動脈硬化

勃起力が低下する原因の一つに「動脈硬化」があります。動脈硬化は、加齢や生活習慣の乱れなどが要因となって、血管が硬く、脆くなるものです。この結果、勃起に必要な血流が不足し、勃起力の低下に繋がるのです。

前述の「ED診療ガイドライン第3版」(*)では、動脈硬化によるEDは、内腸骨動脈から陰茎深動脈に至る経路において閉塞・狭窄が起きることが原因であると指摘しています。

ストレス

「ストレス」も勃起力が低下する原因となります。具体的には、子作りの重圧や夫婦関係の悪化、性行為における失敗体験、さらにはペニスに対するコンプレックスなど様々なことが影響し、ストレスとなるのです。

勃起は、リラックスした状態で、副交感神経が働いているときに起こりやすいといわれています。しかし、何らかのストレスによって交感神経が優位な状態になると、十分な勃起が得られない、または勃起が持続しなくなってしまいます。

「ED診療ガイドライン第3版」(*)では、心理的ストレスとEDを結び付けるエビデンス(根拠)は十分ではないとした上で、うつ病や心的外傷後ストレス障害(PTSD)をはじめとする心理的および精神疾患的要素は、EDのリスクファクターになると記載されています。

薬剤の副作用

勃起力が低下する原因には、「薬剤の副作用」も考えられます。この「薬剤」として、具体的には降圧薬や抗うつ薬などが挙げられます。

降圧薬では利尿薬やβ遮断薬、そして抗うつ薬ではパロキセチン(セロトニン再取り込み阻害薬)などが、その副作用としてEDを引き起こす可能性があるとされています。(*)

勃起力や勃起の持続力を上げる方法

勃起力や勃起の持続力を上げる方法

勃起力や勃起の持続力を向上させるためには、以下のような方法が考えられます。

  • 薬物療法
  • 運動
  • 食事療法

それぞれについて解説します。

薬物療法 

勃起力や勃起の持続力を改善させる方法として、最も有効とされているのが「薬物療法」です。具体的には、バイアグラやシアリスといったED治療薬(PDE5阻害薬)の内服が挙げられます。

「ED診療ガイドライン第3版」(*)によると、これらの薬剤は国内外で十分な有効性と安全性が確認されており、勃起力改善を目的とした治療において、ファーストチョイスとなっています。

一方で、ほとんどの薬剤には副作用や併用ができない薬剤が存在し、健康状態によってはED治療薬の使用が適さない場合もあるため、必ず医師の診察を受けた上で処方してもらわなければいけません。インターネットで販売されているED治療薬は、成分不明の偽造薬である可能性もあることから、非常に危険です。

運動

「運動」は、勃起力の改善に有効な方法のひとつです。「ED診療ガイドライン第3版」(*)には、週に2.5時間以上のランニングは、EDの相対リスクを30%低下させるほか、運動しない人と比較した場合に、運動強度の増加に伴ってEDリスクが低下したと記載されています。

運動は、EDの要因になると考えられている「肥満」の解消に有用であることに加え、テストステロンを増加させる効果も認められています。(*)

食事療法

勃起力や勃起の持続力を向上するためには、「食事療法」も非常に大切です。具体的には、高血圧につながりやすいとされる、塩分の高い食事(加工肉やカップ麵、冷凍食品など)を控えること、多量のアルコール摂取を避けることなどが重要です。

一方で、テストステロンの分泌を促すとされる「亜鉛(牡蠣、チーズ、豚肉など)」(*)や、一酸化窒素(NO)の生成によって血管拡張作用が期待できる「アルギニン(アーモンドや鶏卵など)」(*)を積極的に摂取することも有効といわれています。

まとめ

勃起力や勃起の持続力をアップするためには、まずは国際勃起機能スコアなどを用いてご自身の状態を把握しましょう。

そして、医師にED治療薬を処方してもらったり、食事・運動療法などによって生活習慣の改善に取り組むことをおすすめします。

MSクリニックでは、ED治療を始め、包茎手術・早漏治療・長茎術・亀頭増大術などから、薄毛治療、男性更年期治療など、男性のさまざまなお悩みに向き合うメンズクリニックです。
医師をはじめ、看護師も全員が男性ですので、どうぞお気軽にご来院ください。

今すぐWEB予約で勃起についての悩みを相談してみる! MSクリニックの包茎治療についてはこちら

この記事の監修医師

葉山芳貴
総院長、医学博士

葉山芳貴

経歴

平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任

資格

医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)

鳥羽洋輔
新宿院 院長

鳥羽洋輔

経歴

平成31年 札幌医科大学医学部医学科 卒業
令和3年 美容皮膚科クリニック 勤務
令和4年 MSクリニック 勤務

資格

美容外科医
医師免許(医籍登録番号:559547)

検索する

治療項目一覧

治療費用について

MSクリニックについて

MSクリニックは医療法人社団 清佑会が運営するクリニックです

当院は医療法人社団としての認可を受けた自由診療の男性専門クリニックです。 人を思いやる心こそ、医療のバックボーンであるという信念のもと、患者さまに満足、安心していただける医療を提供するべく、医療技術のみならず、インフォームド・コンセントやホスピタリティを徹底するこで、適正医療機関としての信頼を得られていると考えております。これからも、質の高い医療を継続的に提供し、高い社会的信頼の創造ならびに、多様化するニーズへ応えるため、医療の可能性を追求、創造してまいります。

全ては患者さまの笑顔のために

丁寧な説明と最良の医療で、患者さまのお悩みを解消し、明るく、幸せな毎日を送る一助になることを使命としております。 どんな細やかなお悩みでも、ご遠慮なくご相談ください。生涯にわたり信頼されるクリニックとして、治療からアフターケアまで責任を持って誠実に行います。

もっと詳しく

治療が可能なクリニック一覧

友達に追加する ページ上部へ
×
友達に追加する