包茎でお悩みの方が手術をすると決めた場合、どんなスケジュールで手術をするのか気になることでしょう。
この記事では当日のスケジュールについて医師が解説します。
この記事の目次
手術のスケジュール
包茎手術を受ける日時が決まったら、その前後のスケジュールを改めてご確認ください。
最大の理由として、一日あたりの麻酔を接種できる量が制限されていることが挙げられます。例えば、午前中に歯の治療や胃カメラ検査で麻酔を受けたら、午後から包茎手術に臨むことは原則的に不可能です。
もちろん翌日以降であれば問題はなく「どうしても同じ日でないと調整できない」という方も、麻酔薬の変更などを検討するので一度ご相談いただければと思います。
「寝る麻酔」を使った場合
手術時に睡眠を促す“寝る麻酔”を用いた場合、完全に覚めるまで術後1時間ほど院内でお休みいただきます。
当日は車の運転や機械類の操作、激しい運動を避けていただくので、仕事などに影響がないかお確かめください。
「寝る麻酔」を使わなかった場合
一方、局所麻酔は手術する場所に痛み止めの薬を注射して、その部分の痛みを取ります。
意識に作用しない局所麻酔ではこうした制限がありません。
術後から抜糸まで
術後、抜糸までは最短で3週間ほどです。糸を浮かせて切るので違和感がありますが、痛みはほとんど伴いません。
生活の中で自然に溶けていく糸も選択でき、こちらは5~6週間、長くて8週間ほどを要します。この間、手術跡が気になる方は、サウナや温泉を避けたほうがよろしいかもしれません。
術後の性行為はいつからできるのか?
性行為は術後1カ月ほどお控えいただきます。
抜糸した直後は皮膚自体は接合されているものの、性行為によって生じる刺激に耐えうる強度が足りないためです。
術後の通院は必要?
手術後の通院は基本的に不要で、クリニックによっては痛み止めを処方してもらうことができます。
もし術後に痛みが生じたり、不安なことがあった場合には、医療機関に相談しましょう。
まとめ
包茎の手術が決まった場合、まずはクリニックにどんなスケジュールで手術をするのかを確認することをおすすめします。
MSクリニックの包茎手術では、最初にメスで皮膚の表面を切り、電気メスで止血をしながら余分な皮をカットしていきます。
手術時間を短縮できるため患者さまの体力的な負担が少なく、出血量も抑えられます。
また、手術後の通院は不要で、痛み止めも処方できるので遠慮なくお申し付けください。
万が一、局部に痛みが生じたり、何らかの疑問が湧いてきたりしたら、予約制で診察を受けられるのでどうぞご安心ください。
この記事の監修医師

葉山芳貴
経歴
平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)