「女性を喜ばせたい」「自信を持ちたい」などの理由から、ペニスにシリコンを入れる方がいます。
そんなシリコンですが劣化するのかどうか気になる方も多いはず。
この記事ではペニスのシリコンの種類や劣化について医師が解説します。
この記事の目次
ペニスのシリコンの種類
亀頭から根元に至る“竿”に凹凸を出して膣への刺激を増すことが目的のペニスのシリコン。
それぞれ特徴がありますが、ここでは3種類について解説します。
リング型
カリが2段になるようなイメージです。リング型はペニスに太さが求められます。
T字タイプ
リング型とバー状のシリコンを組み合わせたもので、こちらは太さに加えて竿の長さも必要です。
見た目の印象が強く、女性が抵抗感を覚える可能性も考えられるでしょう。
シリコンボール
上記の2つよりおすすめなのが「シリコンボール」です。
直径約1cmの球または長球(潰れた球)で、固いグミのような弾力があります。
3~5個程度を入れる方が多く、手術では皮膚を5mmほど切るだけで済み、術後に目立ちにくい点も支持されています。
シリコンは劣化する!?
すでにシリコンを入れている方は経年劣化にご注意ください。
ある方が「シリコンボールを3個から1個に減らしたい」とMSクリニックに来院されました。部分麻酔をかけてボールを取り出すと、何とその場でボロボロと崩れていったのです。
私も長年にわたり手術に携わっていますが、まれに劣化したプラスチックは見るものの、シリコン自体がここまでもろくなることに驚かされました。
その方は「20年くらい前に入れた」とおっしゃっていたので、年月の経過はもちろん、当時の素材があまり良くなかった可能性も考えられます。
自覚症状は無く、見た目でも分かりませんが、体内で崩れるとカルシウムが溜まり、石灰化してしまう例が報告されているので注意が必要です。
まとめ
ペニスに入れるシリコンには様々な種類がありますが、おすすめなのは「シリコンボール」です。
性行為の際にパートナーの女性へ与える刺激がパワーアップされるため、自信へもつながります。
また、シリコンを入れて10年以上経過している方はぜひ交換を検討してください。
埋め込む位置や個数もアレンジできるので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。
この記事の監修医師

葉山芳貴
経歴
平成14年 聖マリアンナ医科大学 卒業
平成20年 大阪医科大学 大学院 卒業
平成22年 大手美容形成外科 院長 就任
平成27年 メンズサポートクリニック開設
平成28年 メンズサポートクリニック新宿 院長就任
平成28年 医療法人清佑会 理事長 就任
資格
医師免許(医籍登録番号:453182)
保険医登録(保険医登録番号:阪医52752)