これまで2回にわたり「コロナとED(勃起不全)」と「コロナとペニスの縮小」について取り上げてきました。今回のテーマは「コロナと脱毛」ですが、こちらは海外だけの出来事ではなく、すでに日本でも報告されています。いずれも男性にとって、歓迎できないレポートばかりですね……。
コロナに感染すると、白血球とウイルスの戦いが有利に進むよう体内でサイトカインという物質が作られます。その一部が暴走すると、全身を巡ってあらゆる場所に血栓を作り出し、血管を傷付けていくと考えられているのです。どうやら、コロナウイルス自体が体中を回って悪さをしているわけではないようですね。
当然ながら毛根にも血管が通っていて、酸素や栄養を届けて髪が生えるのを助けています。しかし、この血管がサイトカインの暴走でダメージを受けると血行が鈍ってしまい、脱毛に至るというメカニズムのようです。以前紹介したAGA(男性型脱毛症)治療用の内服薬・フィナステリドなどはホルモンに作用するので、コロナによる脱毛に対しては効果が期待できないと思われます。
ここで有効と考えられるのが「ミノキシジル」です。育毛剤のコマーシャルで名前を聞いた方もいると思いますが、毛根の血管を広げて血流を促すため対処療法として効果的です。
当クリニックではこのミノキシジルの内服薬とローションの併用を勧めていてます。薬機法により、市販品はミノキシジルを5%までしか配合できませんが、私たちは15%まで処方できます。当然、濃度が高ければ効果も期待できますが、いきなり高濃度のものを使用すると、副作用としてかゆみや赤みが生じやすいため、少しずつ濃度を上げていきます。
なお、一部の記事ではコロナによる脱毛が血管障害ではなく、円形脱毛症と同様に白血球が毛根を攻撃することで引き起こされる、と書かれています。この場合は白血球の活動を抑えるステロイドが有効であり、当クリニックでもステロイドを処方できます。
AGAを含め、いずれの脱毛でもカウンセリングやマイクロスコープによる診断が可能なので、まずはお問い合わせください。
新宿・横浜・名古屋・大阪のMSクリニックには10代~80代まで幅広い年代の方が、治療した患者さまからのご紹介や口コミでご来院されています。包茎であることにより毎日の生活で不自由を感じていらっしゃるのは皆さん同じです。少しでも気になる方は東京新宿、神奈川横浜、愛知名古屋、大阪梅田のMSクリニックへお気軽にご相談ください。診察カウンセリングを無料で行っておりますので下記よりご予約のうえご来院ください。